ロードバイクを始めようと検討している中で、
ロードバイクだけを買えばいいと勘違いしていませんか?
ロードバイクがあればとりあえず外を走れます。しかし、ロードバイクを安全に楽しむためにはいくつか買い揃えるべきアイテムがあります。ロードバイクと一緒に買っておけばすぐにロードバイクを思いっきり楽しめます。
最低限必要なアイテムは、ロードバイクを買うときに一緒に買っておくことをオススメします。
- ロードバイクを安全に楽しむために必要なアイテム
- 各アイテムが必要な理由や使用用途
- 実際の製品選びのときに着目すべきポイント
必須なアイテム①空気入れ
仏式バルブが主流
ロードバイクで使用されている空気の入れ口(バルブ)は基本的に、仏式のバルブが採用されています。ママチャリなどのシティバイクで使っていたような一般的な空気入れでは、対応していません。
そのため、ロードバイクを安全に走行するために、仏式バルブ対応の空気入れが必須になります。最近では、米式バルブと仏式バルブのどちらにも対応した空気入れも販売されています。
空気圧の確認が必要
ロードバイクでは、どれだけの空気をタイヤの中に入れたのかを確認する必要があります。適切な空気圧を維持した状態で、走行しないとスリップやパンクの原因になってしまうため非常に危険です。
そのため、空気圧を確認するために、空気圧のインジケーターが付属した空気入れが必要です。最適な空気圧は、タイヤの側面に記載されていることが多いので、確認してみましょう。
高い空気圧が必要
ロードバイク用の空気入れが必須になる理由は、一般的な空気入れでは、バルブの形状が対応していないというだけではありません。ロードバイクのタイヤは非常に細く設計されています。
細いタイヤに空気を入れていくためには、高い空気圧で空気を入れる必要があります。高圧で空気を入れていくためにも、ロードバイク用の空気入れが必須なのです。
- 仏式バルブ対応
- インジケーターの種類・位置
- 空気入れの材質
- バルブの種類
必要なアイテム②工具

次に必須アイテムとして紹介するアイテムは、工具です。ここでの工具は、タイヤレバーなどのパンク修理キットや、ボルトを締めたり緩めたりするときに使用する六角レンチなどを例に挙げて紹介します。
ロードバイクにはパンクのリスクが常にある
ロードバイクでライドしているときに、よく経験するトラブルとして「パンク」があります。パンクする原因はさまざまですが、ロードバイクのタイヤは細いことが原因で、パンクが起こりやすいです。
そのため、出かけた先でパンク修理を行うための、修理キットを一通り買いそろえることは必須です。逆に、パンク修理キットを持たずにライドするとトラブルに対応できないため、絶対に避けるようにしましょう。
工具は何かと必要になることが多い
ロードバイクはカスタマイズ性が高い自転車なので、自分で少し自転車のポジションを変更したいときなどには、工具が必要になります。また、ほとんどのボルトが六角ボルトが使われているため、六角レンチは必須です。
その他には、変速調整などをするときには、プラスドライバーを使用するため、六角レンチとプラスドライバーがあれば、普段使う工具としては十分でしょう。
必須なアイテム③ヘルメット

次に紹介する必須アイテムは、ヘルメットです。ヘルメットを着用したくないと思われる方もいるかもしれませんが、ロードバイクでのヘルメットは必ず着用するようにしましょう。それでは、ヘルメットが必要な理由について詳しく解説していきます。
安全面で欠かせない
ヘルメットの最大の役割は、人間の身体で一番大切な脳を保護することです。ヘルメットを着用していることで、ヘルメットがある程度は衝撃を吸収してくれるため、頭を打ち付けたときにも、ダメージが少なくなります。
ロードバイクは、シティバイクとは違って、時速30km/h以上で走行することもあるため、転倒したときの衝撃はとても強いです。そのため、ヘルメットは安全面の理由から着用が必須といえます。
万が一の事態に備える
ロードバイクで走行しているときに、転倒するというのは、走行中にバランスを崩したり、車にぶつかったりするときだけではありません。停止した状態で転倒して、頭を打ち付けただけでも、相当な衝撃が加わります。
また、ヘルメットを使用していないと、頭の皮膚が直接道路などに接触するため、擦り傷の原因にもなります。ロードバイクに乗っているときは、さまざまな危険があるため、ヘルメットを着用して万が一の事態に備える姿勢は大切です。
- ヘルメットの形・色
- ヘルメット重量
- 安全性能(MIPS)

必須なアイテム④ペダル
次に紹介する必須アイテムはペダルです。ペダルが必要になる理由や、ペダルの種類などを解説していきます。
ペダルは完成車にも付属しない
完成車を購入すれば、ロードバイクに取り付けられているパーツは全てそろえることができると認識している方もいらっしゃるでしょう。しかし、実際には、「ペダルは付属していません」と注意書きされていることがあります。
そのため、完成車で購入したとしても、ペダルだけは別で買わないといけません。自転車はペダルを介して推進力を得ているため、ペダルがないともちろん漕ぐことができません。
購入時に取り付けた方が安心
ペダルは、別に購入したときと別のタイミングで購入しても構いません。しかし、ペダルは六角レンチやペダルレンチなどを使用して取り付ける必要があります。初心者の方であれば、そういった作業はなるべく避けたいでしょう。
そのため、ロードバイクの購入時に同時にペダルも購入するといいでしょう。そうすると、購入したショップのスタッフが取り付けてくれるため、非常に安心です。
ビンディングとフラットペダルを選ぼう
ロードバイクのペダルには、ビンディングペダルと、フラットペダルの2種類があります。フラットペダルはシティバイクでもよく使用されている踏面が平面で広いペダルです。
ビンディングペダルは、シューズとペダルを一体にするような構造になっています。フラットペダルはスニーカーでも大丈夫ですが、ビンディングペダルはビンディングシューズといわれるシューズが必要になることは覚えておきましょう。
- ビンディング対応の有無
- ペダルの材質
- ペダルの重量
- ビンディングの固定力
必須なアイテム⑤ライト

次に紹介する必須アイテムは、自転車用のライトです。ライトはフロントライトとリアライトの2種類があるため、その両方を必ずそろえるようにしましょう。
夜間のライトの装着は法律で義務となっている
ロードバイクだけでなく、自転車などの車両は、夜間に道路を走行する場合には、ライトの装着が義務となっています。もし、夜間にライトを装着して点灯していない場合には、「無灯火」になってしまいます。
そういった理由で、ロードバイクでもライトは前後ともにしっかりとそろえるようにしましょう。
自分の存在をアピールする
ロードバイクでは、日中でも、前後にライトを装着することで安全性の向上につながります。ロードバイクで走行していると、車のドライバーからは見えにくいシチュエーションもあります。そんなときでも、リアライトを点灯することで、自動車のドライバーから認識されやすくなります。リアライトで自分の存在を周囲にアピールすることで、自分自身のためにもなります。
トンネルなどでも便利
ロードバイクで山の方を走っていると、もちろんトンネルの中を通らないといけない場面があります。トンネル内では、暗く・閉ざされた空間になるため、フロントライトやリアライトがないと非常に危険です。
自分は暗くなってから乗ることはないと思われている方でも、トンネルを通る可能性はあるため、前後のライトは購入しておくべきです。
- ライトの明るさ(ルーメン)
- バッテリー持続時間
- 点灯・点滅パターン
- オート点灯機能の有無
必須なアイテム⑥カギ

最後に紹介する必須アイテムは、自転車用のカギです。ロードバイクでは、防犯の観点から、自転車用のカギは非常に重要なアイテムになっています。自転車用のカギについての紹介をします。
フレームにカギはついていない
ママチャリなどのシティバイクには、自転車自体にカギが付属していることも多いです。しかし、ロードバイクは不要なパーツは取り除かれているため、もちろんカギなども付属していません。
そのため、ロードバイクのカギを別途購入する必要があります。持ち運びしやすいカギを購入しておくと、ライドのときに持ち運ぶのも苦になりにくいです。
盗難されることも珍しくない
ロードバイクは全国的に盗難されてしまうことも珍しくありません。盗難件数は地方よりも、都心部の方が多いといわれています。せっかく購入した自分の愛車を盗難されてしまわないように注意する必要があります。
コンビニなどに立ち寄ったときでも、こまめにカギをかけるような習慣を身につけるといいでしょう。
- カギの形状・重量
- 開錠方法の種類
- カギの強度
まとめ

ロードバイクに必要なものをしっかりそろえよう!
今回は、ロードバイクを始めるときに必須となる重要なアイテムを6個紹介しました。どれかだけで大丈夫というわけではなく、どれもすべて買いそろえることで、安全に快適にロードバイクでのライドを行うことができます。
ロードバイクを購入するときに、今回紹介した6個のアイテムは必ずそろえるようにしましょう。
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