ロードバイクの練習にローラー台を導入すれば、それまでよりも飛躍的に練習効率が高まります。
しかし、ローラー台には種類や製品が多いため、それぞれの特徴や違いを把握するだけでも一苦労でしょう。
結論として
ローラー台の特徴を理解せずに購入すると必ず失敗や後悔をします。
今回は、ローラー台を購入したいけど、イマイチ自信がない方に向けて、ローラー台の特徴や、オススメのローラー台を紹介します。
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ローラー台の種類
ロードバイクのローラー台には、細かく分類するといくつもの種類があります。
しかし、近年主流になっているローラー台は、以下の3つのどれかに集約されているでしょう。
種類①タイヤドライブ式(固定ローラー)
タイヤドライブ式のローラー台は、古くから愛用されているクラシカルなローラー台です。
タイヤをローラー部分に押しつける構造なので、手軽にセッティングできます。
しかし、その反面、騒音などが起こりやすいというデメリットもあります。
種類②ダイレクトドライブ式
ダイレクトドライブ式のローラー台には、スプロケットが取り付けられています。
ホイールにセッティングするようにローラー台に取り付けます。
ダイレクトドライブ式のなかでも、自動負荷調整などに対応したローラー台を「スマートローラー」といいます。
種類③三本ローラー
三本ローラーは、文字通り三本のローラーが取り付けられたローラー台です。
三本のローラーの上にロードバイクを置いて、ローラーの上で漕ぐことができます。
競輪学校などでも使用されています。
トレーニング別に考える最適なローラー台
ケース①ペダリング練習をしたい
ペダリング練習をしたいのであれば、ローラー台は「三本ローラー」のみの選択肢しか残らないでしょう。
タイヤドライブ式やダイレクトドライブ式のローラー台は、固定ローラーに分類されます。
固定ローラーは、ロードバイクが固定されているため、安定性が高い反面、めちゃくちゃなペダリングにもなりやすいです。
三本ローラーは、常にバランスを意識して練習することが必須のため、ペダリング練習をしたいのであれば三本ローラーを利用しましょう。
三本ローラーでのペダリング練習は、初心者の方に強くオススメします。
ケース②初期費用を抑えてインターバルトレーニングをしたい
ローラー台の導入には、どうしても購入時の費用がかかります。特に、ダイレクトドライブ式のスマートローラーなどは、とても高価です。
効率的な練習ができる環境をなるべく安く実現したいのであれば、タイヤドライブ式のローラー台がオススメです。
タイヤドライブ式のローラー台は、ローラー台さえ購入してしまえば、すぐにでもトレーニングを開始できます。
ケース③快適な環境でトレーニングしたい
快適な環境とは、人それぞれです。しかし、多くのサイクリストは実走に高い感覚で使えるローラー台を求めています。
快適で実走に近い感覚のローラー台は、ダイレクトドライブ式のスマートローラーでしょう。
スマートローラーの実走感の高さには驚かされます。
スマートローラーを一度使ってしまうと、タイヤドライブ式のローラー台にはもう戻れなくなるかもしれません。
スマートローラーの機能性は、年々進化を遂げています。
ケース④レース会場でのウォーミングアップ
レース会場でウォーミングアップをするためにローラー台を使用することも多いです。
レース会場で使うためには、携帯性に優れて、車などに積み込みやすいことが求められます。
持ち運びを考慮すると、折り畳みができる、タイヤドライブ式のローラー台か、三本ローラーがオススメです。
タイヤドライブ式のローラー台の方が心拍数を上げやすいため、ウォーミングアップに向いているかもしれません。
ローラー台選びの注意点
注意点①騒音・振動
ローラー台を使用したときには、どのローラー台でも振動と騒音が起こります。
ローラー台によって程度の差が大きく、三本ローラーは振動が大きいです。
タイヤドライブ式のローラー台も振動と騒音が大きい傾向にあります。
マンションなどに住んでいる方などは、周りの方の迷惑にならないためにも、振動と騒音を考慮してローラー台を選ぶようにしましょう。
注意点②使用目的との相違
ローラー台の種類がいくつもあるのは、それぞれのローラー台にそれぞれの特色があるためです。
使用目的に合ったローラー台を選ぶと、有意義な練習に取り組めます。
しかし、使用目的と異なったローラー台を選んでしまうと、満足のいく練習は行えないでしょう。
ローラー台を購入する前に、あらかじめ自身の使用目的を明確にした状態で、ローラー台を選ぶようにするといいでしょう。
各種ローラー台のオススメ製品
三本ローラー/ミノウラ Liveroll R720
MINOURA(ミノウラ) R720 LiveRoll 3本ローラー極太ローラー
ミノウラのR720は、ほかの三本ローラーと比較してもローラーが太く設計されています。
ローラーが太いことで、高速回転時でも安定するだけでなく、ローラーから発せられる振動も少なくなります。
ローラーが太いR720は、騒音・振動を少なく、安心して高速回転させることのできる三本ローラーです。
アルミボディで折り畳みできる
ミノウラのR720のボディは、アルミで作られています。アルミは、強度がしっかり保たれているにもかかわらず、重量が鉄などと比べて軽いです。
そのうえ、R720は、折り畳めるため、持ち運びがしやすいです。
使わないときにも、折り畳めることで保管スペースが少なくすむでしょう。
負荷ユニットも別売りで対応
三本ローラーは、ペダリング練習などが使用することが一番の目的です。
しかし、三本ローラーでも、ある程度のインターバルトレーニングをしたいという方もいます。
そんな方の希望をかなえるために、R720では、別売りで負荷ユニットも販売されています。
負荷ユニットを取り付けることで、さらに三本ローラーでの練習の幅が広がるでしょう。
MINOURA(ミノウラ) LiveRoll R720用 オプション負荷マグユニット MAG230タイヤドライブ式/Wahoo KICKR SNAP
WAHOO(ワフー) KICKR SNAP スマートサイクルトレーナー静粛性が高い
WahooのKICKR SNAPは、タイヤドライブ式のローラー台でありながら、今までのローラー台にはなかった高い静粛性を兼ね備えています。
騒音や振動が全く発生しないというわけではないですが、最低限の対策さえすれば、自宅で使用していても、そこまで気になることはなくなるでしょう。
幅広いスタンスで安定性抜群
WahooのKICKR SNAPは、折りたたみができますが、使用するために展開すると74cm×66cmというワイドスタンスになります。
スタンスが広いため、ローラー台でもがいたとしても高い安定性が確保されています。
安定した中で練習できることは、安心感にもつながるでしょう。
自動負荷でZWIFTに対応
KICKR SNAPの最大の強みは、タイヤドライブ式でありながら、自動負荷に対応していることです。
ZWIFTにも対応しており、仮想空間の斜度に合わせて負荷を調整してくれます。
手軽に手に入れて使いやすいタイヤドライブ式で、ZWIFTなどのアプリを使えることは、とても魅力的でしょう。
斜度は、最大で12%まで対応しています。ローラー台でのパワー測定も誤差±3%で行えます。
スマートローラー/Wahoo KICKR
WAHOO KICKR Smart ワフー キッカー スマート 自転車トレーナー WFBKTR118スマートローラーの王道
WahooのKICKRは、ダイレクトドライブ式のスマートローラーとして販売されて以来、現在ではスマートローラーの王道商品になりました。
ヨーロッパのプロチームにも支給されており、最大2000Wという莫大なパワーにも対応しています。
パワーやケイデンス、スピードの計測もすべてをKICKRが行ってくれます。
KICKRはまさに、全世界で愛用されているスマートローラーなのです。
最高レベルの実走感
KICKRは、ペダリングをしたときにムダがなく、スムーズに動きます。
自動負荷調整もスムーズに機能しているため、実走の感覚を最高レベルで再現できています。
ZWIFTで走行していると、映像とリンクして自動負荷調整が行われるため、まるで外をサイクリングしている感覚を味わえます。
最高レベルの静粛性
KICKRが愛されているもう一つの大きな理由は、静粛性に優れていることでしょう。
ローラー台から発生している騒音はゼロではありませんが、人が会話しているレベルの音なので、ほとんど気になりません。
むしろ、ローラー台よりチェーンの駆動音の方が目立つほど静粛性は高いです。
マンションやアパートでローラー台を使用しなければいけない方も、KICKRであれば安心して使い続けられるでしょう。
まとめ
それぞれの特色を理解して最適なローラー台を見つけよう!
ロードバイクで使用するローラー台には、多くの種類があります。
そして、それぞれのローラー台に特徴があり、向き・不向きがあります。
自身の目的を明確にしたうえで、目的に合ったローラー台を選べるようにしましょう。
それぞれのローラー台において、今回紹介した商品は、すべて優秀なローラー台でオススメなのでぜひ参考にしてみてください。
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