ロードバイクはカスタマイズ性が大きいがゆえに、使っているコンポなどの違いにより、チェーンのラインナップも多いです。
チェーンは消耗品なので、定期的に交換が必要ですが、どのチェーンを選べばいいのかわからないかたも多いのではないでしょうか?
今回は、ロードバイクのチェーンの選び方や、オススメのチェーンを紹介します。
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ロードバイクのチェーンの選び方
選び方①ロードバイク用のチェーン
ロードバイクのチェーンを選ぶのに、ロードバイク用のチェーンと聞くと「ん?」と思われる方もいるでしょう。チェーンは自転車によって専用品があります。
そのため、「ロードバイク」だけでなく、「マウンテンバイク」や「パスタバイク」などのさまざまな種類のチェーンが販売されています。
ご自身の持っている自転車と違うチェーンを購入しないように注意しましょう。
ちなみに、クロスバイクの場合は、ロードバイクのチェーンが使用可能です。
選び方②変速の数に合わせたチェーン
ロードバイク用のチェーンのなかでも、さらにいくつもの製品が販売されており、ややこしいです。
そのため、次に着目すべきポイントは、コンポのギアの数に合わせたチェーンを選ぶことです。
11速変速であれば、「11s」と記載されているチェーンを選びましょう。8速であれば「6〜8s」などと記載されているチェーンを選べば問題ありません。
変速のギアの数が多くなればなるほど、長いチェーンが必要になります。間違えたチェーンで、長さが足りないということがないように注意しましょう。
選び方③チェーンのグレード
同じチェーンでも、いくつもグレードがあります。グレードによって同じ見た目のチェーンでも、性能に差があります。
ご自身の使用用途などと照らし合わせて、ベストなグレードを選択できるようになりましょう。
チェーンのグレードによる違い
違い①重量
チェーンのグレードによって、重量にばらつきがあります。
高いグレードのチェーンであればあるほど軽くなっています。
高いグレードのチェーンは、チェーンのコマ部分がくり抜いていたり、使っている素材が違っていたりすることで、重量が軽いです。
わずかな構造の差ではありますが、チェーンは金属の塊なので、数値的にもわずかな差ですが、実際に手に取って比べてみると、グレードが高いチェーンは軽く感じます。
違い②抵抗が少ない
高いグレードのチェーンは、重量が軽いだけでなく、チェーンが発生させる抵抗を少なくなるような構造になっています。
抵抗が少なくなることで、走行中のパワーロスが軽減するだけでなく、変速性能も向上します。
変速性能が向上していると、連続した多少無理のかかる変速をしたときでもスパスパ変速がきまります。
違い③コーティング
グレードが高いチェーンでは、チェーン内部のコマなどにコーティングが施されているものもあります。
チェーンのコーティングは、摩擦抵抗を少なくするために役立つだけでなく、耐久性の向上に役立っているタイプもあります。
コーティングによって、チェーンの滑らかさや耐久性が向上したことによって、グレードの低いチェーンよりも快適に走行できます。
違い④価格
どの商品にも共通していえることですが、グレードが高くなるとどうしても価格も高くなってしまいます。
低いグレードのチェーンは、2000円程度で購入できます。
しかし、一番グレードが高いチェーンでは、2万円以上する商品も珍しくありません。
価格と比例して、性能も高くなっているため、ご自身の目的に応じたチェーンのグレードを選べることがとてと大切です。
ロードバイクのおすすめチェーン3選
ロードバイクのチェーンは、種類が多く、どのチェーンが優秀なのか今回紹介する3つのチェーンです。
すべて11速変速のコンポに対応しているチェーンです。
おすすめメーカー①シマノ/CN-HG901 11S
シマノ(SHIMANO) チェーン CN-HG901 11S 116L チェーンピン仕様 ICNHG90111116 32548安定の国内製品
シマノの最大の特徴は、国内企業という安心感です。また、ロードバイクコンポの世界シェア1位というメーカーの大きさからも安心できます。
シマノのコンポを使っているから、とりあえずチェーンもシマノのチェーンを使っている方も多いのではないでしょうか?
価格が安い
シマノのチェーンの魅力は、安心感が高いにもかかわらず価格が安いという点です。
グレードによって差はありますが、この「CN-HG901 11S」でもAmazonで4000円程度です。
この「CN-HG901 11S」よりも安いチェーンはいくらでもありますが、性能面とのバランスを考慮すると、シマノのチェーンよりも価格が安いチェーンはないかもしれません。
手に入れやすい
シマノは国内メーカーなので、国内の自転車ショップであればたいていのショップにシマノの製品が販売されています。
また、Amazonなどのオンラインショップでも販売されているため、比較的入手しやすいです。
ロードバイクのチェーンは、頻繁に交換するパーツではないですが、いざというときにスピーディに手に入れられることは、安心できます。
おすすめメーカー②KMC/X11 DLC 11S
KMC X11 DLC チェーン 11S/11速/11スピード 用 (レッド) [並行輸入品]見た目がカッコいい
KMCのチェーンは、シルバーだけでなく、ゴールドなど派手な色もあります。
今回のX11 DLC は、他のメーカーのチェーンには、あまりない真っ黒なチェーンに差し色程度にカラーリングが施されています。
ツヤのある真っ黒なチェーンは、ロードバイク全体の見た目がキリッと引き締まります。
そこに、差し色がアクセントになってすごくオシャレにも見えます。
何色もカラーリングがあるため、自分のロードバイクに合った色も見つけやすいです。
変速がスパスパきまる
KMCのチェーンの最大の特徴は、変速性能が素晴らしいことです。
KMCのチェーン以上に変速がスパスパきまるチェーンを今までに出会ったことがありません。
X11 DLCは、DLCコーティングがされているため、摩擦抵抗が少なくなったいます。
なおかつ、少ない潤滑油で十分なため、メンテナンス性も高いチェーンです。
耐久性が高い
DLCコーティングは、変速性能の向上だけでなく、耐久性の向上にも役立っています。
DLCコーティングをすることで、表面硬度と耐腐食性が飛躍的に向上するため、耐久性が高くなります。
個人的にも使ったことがありますが、10000km以上を走行しましたが、1年間チェーンが伸びきることはありませんでした。
価格も高いため高級チェーンですが、その分性能面にも優れています。
おすすめメーカー③カンパニョーロ/RECORD
campagnolo(フリガナ: カンパニョーロ) RECORD 11S チェーン CN11-RE1実はシマノコンポにも互換性がある
「カンパニョーロ」と聞くと、コンポメーカーとしてのカンパニョーロをイメージする方も多いのではないでしょうか?
カンパニョーロのチェーンは、カンパニョーロのコンポにしか使えないとよく誤解されがちですが、実はシマノのコンポでも問題なく使用できます。
耐久性と価格のバランスがいい
カンパニョーロのチェーンの最大の特徴は、「コストパフォーマンスの高さ」です。
KMCと同程度の耐久性がありながら、価格はKMCよりも安いです。
カンパニョーロのチェーンも、10000km以上走行したとしても、それでもチェーンが全く伸びていないこともしばしばあります。
それほどまでの高い耐久性のあるチェーンというのは、メンテナンス頻度を減らしたい方には最適でしょう。
変速もシマノチェーンと遜色ない
耐久性はKMCと同程度ですが、変速性能は、残念ながらKMCよりもわずかに劣る印象があります。
しかし、変速性能が優秀なKMCと比較した結果であって、一般的にみた変速性能は平均以上です。
シマノのCN-HG901 11Sと比べても遜色ありません。カンパニョーロのチェーンで変速で不満に思うことはないでしょう。
まとめ
チェーンの種類やグレードから自分に最適なチェーンを見つけよう!
ロードバイクのチェーンは、使用しているコンポなどで構造が異なります。さらには、同じチェーンでもグレードがあるため、さまざまなランナップがあります。
そのため、ご自身のロードバイクや使用用途に最適なチェーンを見つけることがとても
重要です。今回紹介した3つのチェーンは特にオススメなので、ぜひ使ってみてはどうでしょうか?
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