最近では、自宅でのインドアサイクリングの人気が高まっています。
ZWIFTをするためにスマートローラーを導入しようと思ったときに多くの方がぶつかる疑問。
それは・・・
WahooとTacxはどちらのスマートローラーを選ぶ方がいいのか?
たかがスマートローラーひとつの話ですが、自分の満足のいくスマートローラーでない場合
インドアサイクリング=退屈・苦痛・飽きる
につながります。
結論からいうと、個人的にはWahooのKICKRが一番すばらしいスマートローラーだと思っています。
加えて、2020年8月のWahoo KICKRのアップデートにより、Wahoo KICKR一択で、迷う必要もなくなりました。
Tacxではなく、なぜWahooなのか?
今回は、この疑問についてまとめてみました。
コンテンツ
正直どちらも完成度は高い
スマートローラーとしての進化はめざましいものがあります。ここ数年でスマートローラー自体の性能も飛躍的に向上しました。
各メーカーが凌ぎを削りあいながら開発されたスマートローラーなので、正直なところ、TacxもWahooもどちらもが完成度の高いスマートローラーです。
静粛性
スマートローラーの導入を検討している方の多くが、スマートローラーの静粛性に魅力を感じているでしょう。
Tacx・Wahooのどちらのメーカーも静粛性に関しては業界トップクラスです。
この二つのメーカーのスマートローラーであれば、どちらを選んだとしてもアパートやマンションなどでも騒音トラブルに悩まされることはなくなるでしょう。
チェーンの駆動音の方が目立つほどです。
ライドフィーリング
スマートローラーは、静粛性だけでなく実走に高いライドフィーリングも魅力的です。
Wahooは大型フライホイールで、Tacxは仮想フライホイールを用いることで、より実走に近いライドフィーリングを実現させています。
感覚の感じ方がWahooとTacxでは少し異なりますが、どちらにしろ、クラシカルなローラー台とは比べものにならないです。
スマートローラーの完成度の高いライドフィーリングを一度実感してしまうと、タイヤドライブ式のローラー台に戻ることは難しいでしょう。
各種数値の測定
スマートローラーは、パワーメーターが内蔵されています。
さらには、パワーだけでなく、距離・スピード・ケイデンスなどロードバイクに必要な各種パラメーターの測定ができます。
スマートローラーにロードバイクを取り付けてしまえば、ほかになにも必要ないため、準備に図々しさを感じることがなくなりました。
Wahoo KICKRの強み
WAHOO KICKR Smart ワフー キッカー スマート 自転車トレーナー WFBKTR118連携できる唯一無二のアクセサリー
Wahoo KICKRの最大の強みは、連携できるアクセサリーが豊富な点でしょう。
具体的な機器としては、【KICKR climb】【KICKR HEAD WIND】があります。
さらには、ワフー製のサイコンとも連携させることができます。
Wahoo KICKRだけでも十分にインドアサイクリングを楽しむことができます。
しかし、KICKR CLIMBなどのアクセサリーが加わることで、さらにインドアサイクリングの楽しみ方が広がります。
KICKR HEADWINDがあれば、快適な環境でインドアサイクリングに取り組めるでしょう。
極上のライドフィーリング
Wahoo KICKRは、大型のフライホイールを採用しており、独自の技術で実走に限りなく近いライドフィーリングを実現させています。
Wahoo KICKRの代名詞は【極上のライドフィーリング】といっても過言ではありません。
スムーズな漕ぎ出しだけでなく、負荷調整も自然になるように設定されています。
ZWIFTなどで使用したときには、ライドフィーリングの高さも相まって、楽しみが何倍にも膨れ上がります。
ユーザー目線の構造
スマートローラーは、広い支持面を確保して、重い重量によって高い安定性を獲得しています。
しかし、その反面、持ち運びがしにくいというデメリットもあります。
Wahoo KICKRも例外ではなく、全体重量が21kgほどあるため、とても重いです。
しかし、折りたたみができるようになっており、持ち運び用の取っ手があります。
ユーザー目線になって取り付けられた、この取っ手を持つことで、ほかのスマートローラーよりも持ち運びや、ちょっとした場所の移動がしやすくなっています。
Tacx NEO 2 smartの強み
タックス(Tacx) NEO 2T Smart高い静粛性
Wahoo KICKRは大型のフライホイールを採用して極上のライドフィーリングを実現しています。
それに対して、NEO 2 smartは、電子制御の仮想フライホイールを採用しています。仮想フライホイールの最大のメリットは、静粛性が高くなりやすい点です。
Wahoo KICKRも静粛性は高いですが、NEO 2 smartは、さらに高いレベルでの静粛性を実現しています。
パワー測定の高い正確性
TacxのハイエンドスマートローラーであるNEO 2 smartの特徴のひとつは、パワー測定が高い精度で行える点です。
普通のパワーメーターや、Wahoo KICKRなどは、キャリブレーション(校正)の作業を定期的に行う必要があります。
しかし、NEO 2 smartは、キャリブレーションが不要な上に、測定誤差±1%未満という驚異的な精度を実現しています。
ZWIFTやパワートレーニングでは、パワーの数値に誤差があると致命的なので、NEO 2 smartのパワー測定精度の高さは魅力的です。
さらに、NEO 2 smartは左右別々のパワーも測定することができます。
路面状況との連動
ZWIFTでは、舗装路だけでなく、石畳などの区間も走行します。
普通のスマートローラーであれば、石畳の上を通過していても、「ガタガタ」という音がスピーカーから鳴っているだけです。
しかしらNEO 2 smartは、荒れた路面を走行すると、ローラー台自体が細かく振動して、路面を再現してくれます。
路面に連動することで、ほかのスマートローラーよりも、さらにリアリティをもたらします。
左右に揺らすこともできる
TacxのNEO 2 smartは、スマートローラーでありながら、左右にわずかに揺れるような構造をしています。
ローラー台に固定されていると、フレームへ無理な負荷がかかってしまうこともあります。
しかし、NEO 2 smartは、左右に揺れることで、フレームへの負担を少なくできます。
また、ダンシングなどもしやすくなるでしょう。
Wahoo KICKRを購入した理由
フライホイールの違い
Wahoo KICKRとTacxのNEO 2 smartでは、フライホイールの構造が根本的に違います。
Wahoo KICKRは、超大型のフライホイールを使用しているのに対して、NEO 2 smartは、電子制御の「仮想フライホイール」を採用しています。
同じフライホイールでも、構造が違うと、乗り味も変わります。
個人的には、仮想フライホイールのNEO 2 smartでは、勾配の変化に合わせた負荷調整が急な印象を受けました。
対して、Wahoo KICKRは自然な負荷変化をしています。個人的なは、負荷変化がごく自然的なWahoo KICKRの方が魅力的でした。
Wahoo KICKRのメリットの多さ
WahooもTacxもどちらもが素晴らしいスマートローラーを製造しています。
Wahoo KICKRは、TacxのNEO 2 smartにも劣るポイントは確かにありますが、私自身には、Wahoo KICKRが明らかに劣っているとは感じていませんでした。
確かに静粛性では、NEO 2 smartに軍配が上ります。しかし、Wahoo KICKRも十分静かです。
なにより、Wahoo KICKRは、乗り心地が素晴らしいため、インドアサイクリングを心から楽しめると感じました。
また、KICKR CLIMBなどのアクセサリーは、Wahoo KICKRでしか使用できないため、拡張性なども考慮してWahoo KICKRを選びました。
これから購入する方にはWahoo KICKRのみをオススメする理由
2020年8月にアップデートされた!
今回のアップデートで、【KICKR AXISフィート】とよばれる構造が加わり、ローラー台が左右5°ずつ傾くようになりました。
また、パワー測定精度が向上しただけでなく、自動キャリブレーションにも対応して、キャリブレーションの作業が不要になりました。
つまり
Wahoo KICKRは、NEO 2 smartの強みであったポイントをほぼ全てカバーする機能を有することになりました。
確かに静粛性の高さでは、今でもNEO 2 smartの方が優秀ですが、それ以外であれば、Wahoo KICKRが、同程度もしくは、それ以上の性能を持ち合わせています。
これらを理由に、今後スマートローラーの購入を検討している方は、Wahoo KICKRが強くオススメです。
まとめ
Wahoo KICKRの方が高性能な部分が多い
今回は、Wahoo KICKRとTacx NEO 2 smartの性能紹介と、比較した結果Wahoo KICKRが強くオススメできる理由について解説しました。
どちらのスマートローラーも素晴らしいですが、2020年8月のアップデートにより、Wahoo KICKRの機能に抜け目がなくなりました。
特に、これからスマートローラーの購入を検討して悩んでいる方は、Wahoo KICKRがオススメです。
コメント